人間関係

皆さんは「完璧主義」ってどう思われますか?

 

 

あまりにも「完璧」にこだわったがために、

いい結果が出ないことってありませんか?

私にはあります。

 

 

見栄っ張りの人間だったり、プライドの高い人間であればあるほど、

完璧主義である傾向が強いのです。

 

 

というのも、やはり上辺や世間からの評価は気になって仕方がないので、

業務に対して真面目になっていきます。

これはとてもいいことだと思うのですが、問題なのはその度合いです。

 

 

完璧主義の人、というのはどうにもこの度合いが高すぎるのです。

 

 

目標を高く、理想的に、あまりにも非現実的に掲げてしまうのです。

 

 

自分を客観視できないので、歯止めもきかない。

 

 

 

 

 

やがて、目標達成ラインが高すぎてどうにもならなくなって、

頼る相手もいなくて八方ふさがりで、意気消沈。

結果、業務に支障が出てきて上司相手にも委縮する羽目になってしまう。

 

 

 

 

 

 

こんなことになっても仕方がないので、

出来ることならば治していきたいものです。

 

そして治すことは可能です!

 

それも結構単純な方法で。

 

 

 

今回は「完璧主義」を治す方法を話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

過ぎた完璧主義はストレスの元です。

また、周囲に悪影響を与えることだって多いのです。

 

 

 

 

 

これを治すことで、あなたは

絶対にリラックスした毎日を送れます。

 

 

 

リラックスすることができれば、

物事を客観的に見ることが出来る様になるので、

仕事の効率も上がっていくことでしょう。

 

 

 

 

 

是非最後まで読んで、日々の中で実践してみて下さい。

 

これも「知識」と「訓練」で治していきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

~完璧主義の人の特徴~

 

 

 

 

そもそも、完璧主義の人って、

 

「私は完璧主義のひとだー!」

 

とは言いません。

 

 

 

 

 

それが当たり前になっていて、自覚がないからこそ、

完璧主義は問題であると言えるでしょう。

 

自分が完璧主義に陥っているという自覚がないばかりでなく、

そもそも周囲の人からしたら非現実的な目標達成ラインにおいても、

その人にしてみれば最低合格ラインでしかない。

そう思ってしまっているのです。

 

 

「これくらい出来て当たり前なんだから、これくらいしなくちゃ」

「これくらい、もっともっと容易くクリア出来るはずなんだ!」

 

こんな風に思っているからこそ、自覚なんて出来ません。

 

では、どのような人が完璧主義と言えるのか。

完璧主義者の特徴は以下の通りです。

 

 

 

・結果を求める。

・効率的な方法を探す。

・自分を信じる。

・物事に責任を持つ。

 

 

 

え?良いことじゃないかって?

 

 

では、この特徴の最後に、「~すぎる」と言ってみて下さい。

 

あるいは「人生では○○べきだ」。

この「○○」に上記の特徴を入れてみて下さい。

 

 

 

それが完璧主義の人の特徴です。

 

 

 

 

「~すぎる」とか「~べきだ」と入れていない上記の特徴は、

とても聞こえが良いですよね?

 

 

要は完璧主義の人の行動には、

結果を求めていて、効率的な方法を探して、

そして自分を信じて行動に責任を持つ。

 

「そんな自分が周囲に悪影響を与えているはずがない。」

 

 

 

こんな風に考えてしまうのです。

 

 

 

 

根が真面目だからこそ、こんな風に考えてしまいます。

そしてこの考え方こそが絶対的なものであると考えます。

一見すれば良いことを信条に掲げているわけですからね。

 

 

 

だからこそ結果ありきですし、結果を出すためにピリピリしてしまう。

 

 

そして自分のやり方を曲げずに、人にも相談せずに、

あまつさえ人に自分のやり方や信念を押し付けてしまう。

 

 

 

 

これでは職場での人間関係もうまくいくはずがありません。

 

 

 

 

自分が完璧主義であるかどうか、自覚は難しいものです。

しかしこの記事をここまで読んでみて、

 

あ、私もしかして…。

 

と少しでも思いましたら、

 

 

 

ここから先の記事を読んで、完璧主義を治していって、

是非職場での人間関係をより良いものにしてもらいたいと思います。

 

 

 

そもそも世の中には完璧と呼ばれるものは存在しません。

 

 

厳しいことを言うようですが、事実です。

 

 

 

 

なので存在しないものを主義として掲げることは、

本当に苦労すると思われます。

 

 

自分の理想以外を認めない性格では、

とても現代社会を生きるのには苦労するので、

早めに治していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

~完璧主義を治していく方法~

 

 

ここまで記事を読んでくれた皆さんは、

完璧主義を治していった方が良いという理由が

理解できたのではないでしょうか。

 

 

 

では、完璧主義を治すにはどうすればいいのか。

 

それは「失敗する」ことです。

 

 

 

何言ってんだコイツは?と思うかもしれませんが、

私はこれで「世の中結構なんとかなるものだ」と思えるようになりました。

 

 

私も以前は完璧主義者でした。

 

「このレベルが出来ないと誰も私を認めてくれない」

 

などと考える人間でした。

 

 

※ちなみに「このレベル」とは世間一般で言う「実現不可能なこと」のことです。

 当然ながら当時の私にはその自覚もありません。

 

 

 

昔、こんなエピソードがありました。

 

 

 

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ある日、職場でフラワーギフトの包装を任されました。

私はものすごくやる気があり、その包装を誰が見ても完璧になるように

仕上げてみせると意気込んでおりました。

 

 

以前より包装の勉強もしておりました。

難しい技術も頑張って練習していきました。

何があっても大丈夫なように、と。

 

職場にはあらゆるタイプの和紙もリボンも完璧にそろっていました。

道具の不備など有り得ないように、チェックを入れました。

 

 

そしていざ、本番!

 

練習と本番では、やはり勝手が違うもので、

時間が経てども経てども納得のいく出来には仕上がりません。

 

 

「あんなに勉強したのに!どうして上手くいかないんだ!」

私の心は荒んでいきます。

 

 

何度も何度もやり直しました。

どうしても店長や職場の先輩がやっていたような綺麗な色合いにならないのです。

 

 

結果、時間を大量に使いお客様を待たせ続け、クレームになりました。

 

そのクレームを職場の上司が尻拭いしてくれました。

 

私はこの失敗を長い期間引きずりました。

 

 

見習いだから仕方がないとか、そんな言い訳は完璧主義者の私には通用しません。

気負いすぎだと上司に言われても、クレームが実益に響くため納得しません。

意地になっていたのです。失敗した完璧主義者の特徴の一つですね。

 

 

 

やがて二回目の機会がやってきました。

 

その日もまた、包装を試みました。

 

 

やはり納得の出来にはなりません。

私にはそれ以上の技術がありません。

また失敗だと、お客様に満足してもらえないと思いました。

 

 

しかし、前回は時間の使い過ぎでクレームになったため、

これ以上お客様を待たせるわけにはいかないと思い、

恥だと感じながらも私はその包装されたギフトを提示しました。

 

 

 

これが何故かものすごく褒められました。

 

 

ただ桜色の和紙を何枚か重ねて、簡単にリボンが結ばれているだけ。

単調な色、不格好なリボン、籠が厳かで立派なだけに微妙な外見。

理想の形には程遠く、なんだか有り触れた包装に見えました。

 

 

お客様に作品のイメージを聞かれ、私はとっさに、

 

「賑やかなお花見です!」

 

だなんて答えてしまいました。

単にプレゼント用のアレンジのつもりで先輩は刺したというのに。

 

 

 

これが何故かものすごく大ウケしました。

 

 

お客様は満足してアレンジメントを持って帰っていきました。

 

 

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昔話は以上です。

 

 

私はお客様の満足した姿を見て思ったのです。

 

 

失敗してしまったことでも、「失敗」とは言えないようにすることが出来る。

 

うまく切り抜けることで理想とは違っても、人を満足させられる。

 

 

結局私は、理想が高すぎて現実にすることが出来なかったのです。

 

理想的すぎることなので最初から現実に出来ないことだった。

これを自覚することが出来る様になりました。

 

 

 

完璧主義を治すには、失敗してみることです。

 

 

 

 

 

 

~最後に~

 

 

何かを心掛けるだけでは、自覚していない思い込みである完璧主義を

治していくというのは難しいものです。

 

 

「自分を責めないようにね」とか「7割の力でいいんだよ」とか

私も色んなアドバイスを受けて実践してみました。

しかし、そもそも完璧主義な人というのは先ほど話したように、

 

 

「これくらい出来て当たり前なんだから、これくらいしなくちゃ」

「これくらい、もっともっと容易くクリア出来るはずなんだ!」

「このレベルが出来ないと誰も私を認めてくれない」

 

 

なんて思っています。

 

「仕事に完璧を求めなくてもいいんだよ」なんてアドバイスを受けても、

自分が馬鹿にされているとしか思わないんです。

 

 

 

数多くの失敗を経験して、それを切り抜ける。

「世の中ってのは失敗しても結構なんとかなるものだ」

といった実感を数多く経験することが良いのです。

 

 

 

この記事を読んだあなたは、普通に仕事をしてみて、

 

失敗した!と思った時こそ、それをどう切り抜けてやろうかと

ぜひ考えてみて下さい。

 

そんな経験をたくさんしてみて下さい。

 

 

 

きっとリラックスした毎日を送ることが出来る様になり、

そして仕事も純粋に早くなることでしょう。

 

 

 

完璧主義を治せば、

人間関係はおのずと改善できます。

 

 

今回はこの辺で記事を結びます。

 

最後まで読んでいただき、大変にありがとうございました!